「日本における公営プラネタリウム施設の立地と活用」を読んでみた。

出典

井内麻友美,2019,「日本における公営プラネタリウム施設の立地と活用」 『日本地理学会発表要旨集』,(0), p88

メモ(引用含む)

日本全国のプラネタリウム施設立地の現況と,特に地域に設置されたプラネタリウム施設の活用実態を明らかにし,地域づくりへの効果を探ることを目的とする。

1970~80 年代開設は市民・児童福祉目的で都市公園内立地と住宅地内立地が,1980~90 年代開
設は市民文化目的で公共施設隣接立地が多い傾向にあり,特に 1990 年代は産業観光目的での山林立地開設が,2010年代は教育以外の目的で駅前立地の開設が比較的多い傾向がみられた。

感想、コメント

Web GIS及び各自治体のHPを参照した成果をまとめた論文。手法としては特殊な技能が必要とせず、簡単に見えるが、とても手間がかかっていると思う。
一方で、数値分析については、施設数の推移だけをみていると思うので、より厳密な検討が必要だろう。

誰か天文台でも同様の手法で分析してくれないかなあ。